願いを叶えるための技術 その2【願望実現の方法】

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その2【願望実現の方法】

1.時間を調整する
目標設定はしたものの、日々の生活に追われ時間の捻出が難しい、或いは予想以上に目指すレベルが高かったなどいったことは十分ありえます。
そういう時は簡単に諦めてしまうのではなく、時間をかけてゴールを目指す計画に切換えます。
逆に、目標レベルが予想より低かった場合は、目標到達までの時間を思い切って短縮させましょう。
一方で、あと1年しかない、2年しかない、というように期間が限定されているものであれば、無理をせず目標の高さを低くする検討が必要です。

2.最短で願望(目的)を達成するために
『ローハイキングフルーツをとるな』というアメリカのことわざがあります。
この言葉は、果物の実がなっている木があった場合、誰でも簡単に手が届く高さの実ばかりをとってはいけない、という意味です。
例えば数学のテスト、最初に出てくる小問題は簡単な計算式で、誰でも点数が取れるように出題されています。
ですが、この問題だけを正解しても高得点を得ることはできません。
下図をご覧下さい。

同様に学校のテストで例えるとわかりやすいと思います。
縦軸が問題の難易度、横軸が解答時間です。
最上段から問題の難易度は5、4、3、2、1と低くなり、難易度が低くなるほど解答時間は速くなります。
5番から取り組む人は、一番難しい問題から解いていこうとするので時間切れとなるリスクがあります。
とはいうものの、1番2番だけができても、高得点は出せません。
よって1番2番は素早く解答し、3番4番がしっかり解けるよう時間配分します。
なので、テスト勉強も基本をマスターしつつ、中間レベル以上の問題に取り組む習慣が必要となります。

願望実現への行程も同様で、丁寧に洩れなく物事に取り組むことは大切ですが、時間的な制約もあります。
できるだけ早期に結果を出したいのであれば、ある程度基本的なことを習得した後は、キャリアは浅くても、難しい課題にチャレンジすることで、高いレベルでの試行錯誤を繰り返す機会が増え、結果、実力がついていきます。

3.資源を整え願望実現を加速させる
願望を実現するためには、よりよい環境に整えていくことが重要です。
下図は、とある空手選手が、全国大会で上位入賞するためには、今何が不足しているのか、自分の持っている資源を評価したものです。

ヒト→実績のある指導者がいる
モノ→練習できる場所がある
カネ→指導料の支払いはできる
時間→練習時間が十分ではない

評価の結果、練習時間が十分ではないことが、今不足している資源でした。
このように願望実現に関わる、ヒト・モノ・カネ・時間を客観的に評価することで、チョークポイント(自分の首を絞めているもの)を抽出することができます。そして、自分のチョークポイントが明確になれば、次はなぜそうなのか、分解します。

この空手選手は、練習時間が不足している理由を全て挙げていきました。
仕事が忙しく道場へ通えないこと、大会までの期間が短いことは、自力で変えることはできません。
しかし、休日の過ごし方や練習場所については、自分の行動や考え方で改善できる余地があります。

こうして、改善できそうなことを抽出し、対策を立てたのが下図となります。

自分を取り巻く資源の評価

評価の低い資源が、なぜそうなのか分解する

自力で改善できるものは行動に移す

願望実現への足かせになっているものを、洗い出し、改善することで、資源の充実度が向上し、急成長に繋がります。
特に目標の難易度が高く、期限が決まっている場合は、この手法が効果的です。

【まとめ】

  • 目標の高さによって、目標到達時間を調整(短期または長期)する
  • 期限が決まっているのであれば、目標の高さを低くすることも検討する
  • ローハイキングフルーツを取るな(誰でも簡単に手が届く高さの実ばかりをとってはいけない)、難易度が中レベル以上の課題をクリアできる実力をつけよう
  • チョークポイント(自分の首を絞めているもの)を抽出し、改善することで資源を充実させる
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