願いを叶えるための技術 その6【感動体質になる】

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その6【感動体質になる】
豊かな心が、願望の実現にプラスに作用することは明らかです。

「心が震えた」「涙が思わず溢れた」「胸が熱くなった」
感動すると、脳内にはドーパミンやエンドルフィン、セレトニンなど、様々な神経伝達物質が分泌されます。
この現象は、今出会っている経験が、これからの自分の人生に大きな意味を持っている、と脳が認識しようとしているからです。
つまり、感動とは、目の前の情景や現時点の経験が、自分が変わることに繋がる情報だと認識した時、自動的に作動する感情のシステムなのです。
過去に感情が大きく動いたことが、現在の価値観や人生観を創り上げているベースにはなっていませんか?
感動の数が多ければ多いほど、人生を変えるヒントや幸せになるための情報が多く蓄積できていると言えます。
また、感動することで、ストレスの解消や免疫機能を上げることも知られています。
逆に、怒りや不安に支配されている状態では、ストレスが慢性的に加わっており心身ともに悪影響を及ぼします。
言い換えるならば、感動が少ない人生は、様々な病気にかかるリスクが高くなるということになり、そうなってしまうと、夢の実現や目標の達成どころではありません。
感動体験は心と体の栄養でもあるのです。
感動する力がある人は、心身ともに健康であることに加え、人間的魅力にも溢れています。
感受性を豊かにし、感動する力を身につけるには以下の3つを意識し実践することをおすすめします。

1.根拠なき自信をもつ
「自分にはできる」という思い込みです。
何の根拠もなくて構いません。
あまり考え過ぎず、とにかく物事を前向きにとらまえることで、脳自体も常に意欲的な状態となります。
自分にはできると考え前向きに人生と向き合うか、できない理由を並べたてて不安や自信のない日々を送るのか。
どちらが、人生において良い結果をもたらすか明白ですよね。
積極的な思考は、行動力にも反映され、様々な場面に遭遇する機会が増えます。
多くの刺激を受け続けている脳は、感情の神経回路が強化され、更に感動体質へとなっていくというわけです。

2.ノマド的余暇を過ごそう
ノマド(遊牧民)的余暇とは、趣味趣向だけに片寄らない休日の過ごし方です。
自分とは縁のない、あえて異質なものに触れることで、「こういう世界もあったのか」という新鮮な刺激を得ることができます。
たまには、一人旅もいいでしょう。
好みとは真逆のジャンルの本を読んだり、映画を見てもいいですし、様々なセミナーに参加するのもおすすめです。
(セミナーに関しては、商品販売や高額セミナーに誘導する悪質な業者もいるので、騙されないよう十分ご注意ください)

自分が変わることができるかもしれない情報に触れた時、人は感動します。
そのような機会を意図的に多くつくることで感受性は磨かれ、次の展開へ進むヒントに巡り会えます。


3.時には欲望に従う
「どこか遊びにいきたい」「美味しいものを食べたい」「彼女が欲しい」
欲望って誰しもありますよね。
欲望って聞くとマイナスのイメージが先行しがちですが、欲望自体は決して悪ではありません。
痛みや不安から逃れたい、充足感を味わいたいといった心理は、人として至極当たり前です。
人は常に安全と快楽を求めています。
なので、むしろ欲望を我慢する方が、ストレスにより心や体に悪影響を与えてしまいます。
仕事もスポーツも何をやってもうまくいく時は、体調も良く気力に満ちており、心身ともにスッキリしている状態です。
いつも我慢し、もやもやした気持ちで何かに取り組んだとしても能力を発揮できるわけありません。
だから、時には欲望に従い、ストレスを解消して心を充足させることが必要なのです。
また欲望には副産物もあります。
美味しくて見た目も可愛いスィーツ、旅先で見かけた水平線に落ちる夕焼け、デートで感じた彼女の優しさ…。
求めた行動の先に幸せを感じた時、人は感動します。

かのマイクロソフト社の創業者、ビル・ゲイツ氏は13歳のときにコンピュータに感動し虜になりました。
そしてコンピュータソフトを作っている会社に、テスターとして雇ってもらい、好きなだけコンピュータを使える環境を手に入れました。
彼は感動を常に追い求め、感動を積み重ねた結果、世界的な大企業マイクロソフト社をつくりあげたのです。
13歳の時に出会った感動が、彼の人生を成功に導きました。

魂が震える感動は、人生を可能性に満ちたものに変えてくれます。

【まとめ】

  • 感動の数が多ければ多いほど、人生を変えるヒントや幸せになるための情報が多く蓄積できる
  • 自分とは縁のない、あえて異質なものに触れる
  • 欲望自体は決して悪ではない、時には欲望に従いストレスを解消して心を充足させよう
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